本日、2026年9月23日付の山陽新聞朝刊に、拙著『アドベンチャーツーリズム大全[導入編]』についての記事を掲載いただきました。
ネットニュース版でも先行して、「体験型旅行の入門書出版 岡山理科大・林教授 備前焼の土ひねり、刀剣博物館の工房見学…」という見出しでご紹介いただいています。
今回の記事では、私が研究を続けている「アドベンチャーツーリズム」について、書籍の内容とともに、地域観光への可能性を丁寧に取り上げていただきました。
アドベンチャーツーリズムは「地域を深く体験する観光」
アドベンチャーツーリズムという言葉から、登山、サイクリング、カヤックなどのアウトドア・アクティビティをイメージされる方も多いと思います。
しかし、その魅力はアクティビティだけにあるわけではありません。
地域の自然、文化、歴史、食、産業、そして地域に暮らす人々との交流などを組み合わせることによって、旅行者がその土地をより深く理解し、体験することができます。
今回の新聞記事では、岡山県内の事例として、備前焼の土ひねり体験や備前長船刀剣博物館の工房見学などをご紹介いただきました。
作家や職人と出会い、実際にものづくりの現場に触れることは、その地域の文化的背景や歴史を理解する貴重な体験になります。
また、厳島神社と島内ハイキング、瀬戸内国際芸術祭と瀬戸内海の島巡り、讃岐うどんと麺打ち体験、酒蔵・焼酎、ラーメン、さらにはアニメの聖地巡礼や修行体験など、さまざまな地域資源を新しい視点から観光につなげる可能性についても取り上げていただきました。
地域に眠る「ポテンシャル」を観光価値へ
日本各地には、まだ十分に観光資源として認識されていない自然、文化、産業、食、人などが数多く存在しています。
それらを単独の「観光スポット」として考えるのではなく、ストーリーや体験として組み合わせることで、新しい観光価値を生み出すことができるのではないかと考えています。
特に、人口減少や過疎化、観光客の減少などに直面している地域にとって、地域にすでに存在する資源を見つめ直すことは重要です。
私はこれまで、スポーツツーリズムやアドベンチャーツーリズムを研究するとともに、地域の皆さんと一緒に、その可能性を実践の場でも考えてきました。
『アドベンチャーツーリズム大全[導入編]』も、研究成果を研究者だけのものにするのではなく、観光関係者、自治体、地域事業者、学生など、多くの方々に活用していただきたいという思いからまとめたものです。
研究と地域実践をさらに進めていきます
今回、地域を代表する新聞である山陽新聞に取り上げていただいたことで、アドベンチャーツーリズムという考え方を、より多くの方に知っていただく機会になればうれしく思います。
書籍の出版はゴールではなく、むしろ次の研究と実践へのスタートだと考えています。
今後も、岡山・瀬戸内を一つのフィールドとしながら、全国各地の事例について研究を進め、「地域にあるものを、地域の新しい価値へ」とつなげていきたいと思います。
そして、大学の研究・教育と地域社会をつなぎながら、アドベンチャーツーリズムを通じた地域活性化に取り組んでいきます。
最後になりましたが、今回丁寧に取材していただき、記事として紹介してくださった山陽新聞社の皆さまに心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
掲載情報
山陽新聞朝刊 2026年9月23日付
「体験型旅行の入門書出版 岡山理科大・林教授 備前焼の土ひねり、刀剣博物館の工房見学…」
書籍
林 恒宏『アドベンチャーツーリズム大全[導入編]』
A5判・248ページ
タグ候補:
アドベンチャーツーリズム/スポーツツーリズム/観光/地域活性化/瀬戸内/岡山/岡山理科大学/山陽新聞/アドベンチャーツーリズム大全/地域イノベーション












